Type6:V213 唱-ショウ- CV. 内田雄馬
キャストコメント -CAST COMMENT-
―― ドラマパートの収録のご感想をお聞かせ下さい。
一人でのシチュエーションCDの収録が久しぶりだったので、たっぷりとお芝居させていただきました!
楽しんで演じることができ、よかったです。有難うございました。
―― 演じられたキャラクターの印象を教えてください。
唱くんは、相手との距離が近い、一緒にいることで相手を元気にさせてあげたいという気持ちの強いキャラクターなんですね。
でも現実でもそうですけど、誰かに元気を与える人って見えないところで色々なことを考えていたり、悩んでいたり、苦しんでいることもあると僕は感じていて……。
「マスターのために何をするべきか、どうするべきか」をすごく考えて悩んでいるところに人間らしさを垣間見ると共に、自分がアンドロイドであることとのギャップを感じて、切なくなりました。
CDを聞いてからのお楽しみなので詳しくは言えませんが、唱くんがとった行動によって、マスターはきちんと一歩先に進むことができるんです。
自分が背負っているレンカロイドとしての使命と、マスターと過ごす中で芽生えてしまった願望のズレを自分の中できちんと整理して、とても美しく昇華させられる子だな……と思います。
大切な人が前に進めるように行動することって、つまり<思いやり>だと僕は思うんです。
彼はレンカロイドなので「全てはプログラミングされたものだ」と彼は言いますが、それだけじゃないようにも感じています。
彼の行動はきっと、目の前にいる大切な人のことをちゃんと考えて、大切な人のために何ができるかをいつも考えている唱くんだからこそ生まれたものなんじゃないかな。
あたたかい想いの積み重ねであり、彼の<意志>に他ならないと僕は思いますね。
人を思いやられる心って、すごく素敵ですよね。
―― 演じるにあたり、意識したことを教えてください。
台本を読んだイメージ通りに演じることができました。
意識したのは、ふざけたり茶化したりするときの加減ですね。一緒にいてリラックスできるような距離感になるように努めました。
人懐っこい言動が多い唱くんですが、それが相手にとって近すぎたり急すぎたりするとリラックスからは遠ざかってしまうので……マスターにとって調度いいバランス感がどれくらいになるかを意識しました。
―― キャラクターソングの聞きどころを教えてください。
詩の内容が唱くんの心情とリンクしているので、歌いながらお芝居をしているような感覚がありましたね。歌でシナリオをたどっていく、と言いますか。
なので、プログラミングされていない<感情>によって変化していく唱くんの気持ちに想いを寄せながら、ラストに向かって人間らしく聞こえるように歌わせていただきました。
楽曲的にも音の流れや作りがアンドロイドチックな印象があり、面白い&素敵な1曲になっているように感じます。
歌い方もDigital verとUN-digital verの2パターンを収録させていただきましたので、
是非両方聞いて頂いて、歌い方の違いや感情の機微を楽しんで頂けると嬉しいです。
何度も聞いていただけたら幸いです!
―― CDの発売を楽しみにしている皆様に、メッセージをお願いします。
シチュエーションCDというのは、1枚で濃密な時間を味わうことができるアイテムだと思います。
『恋歌ロイド』は、「楽しい!」と共に「切ない!」という側面もある作品なので心のエネルギーをとても使うと思うのですが、
消費したエネルギーを補えるくらいの癒しをお届けるできるように頑張りました。
是非、ドラマとキャラクターソング、両方を楽しんで頂けると嬉しいです。