
もしも恋に堕ちてしまったら…楽園追放
「それでもお前は客の元に行くのか?」
「じゃあ、アンタが俺を抱いてくれるの?」
ルールは、イかせないこと、挿入しないこと、そして、絶対に恋に堕ちないこと──。
ノンケ試情夫×男娼のパラダイス・ロマン、CD2枚組で音声化!
性を謳歌する楽園シャングリラに、試情夫として雇われたノンケのアポロ。
教育係であるフィーの専属を離れるが、他の男娼達の相手をすることに抵抗感を覚えてしまう。
フィーもまた、アポロに対して独占欲めいた気持ちが募っていく。
「俺の相手だけしてろよ」
そうして、犯してしまった試情夫のルールは──。
ドラマCD「シャングリラの鳥Ⅲ」
原作:座裏屋蘭丸(Canna Comics/プランタン出版刊)
形式:ドラマCD 2枚組
発売予定日:2023年12月15日
〈CAST〉
アポロ:松田健一郎
フィー:中島ヨシキ
オーナー:一条和矢
ロイド:平川大輔
カルナ:石谷春貴
ダグラス:坪井智浩
マルコ:井上 剛
レイモン:北山恭祐
ダニー:陣谷 遥
パトリック:高橋英則
ミラー:岡野友佑
ウィル:田所陽向
シェス:善財達也
アシファク:上田燿司
ジョン:藤井 剛
刺青師:塩尻浩規
女性:胡麻鶴彩/佐藤未奈子/依田菜津
男娼:神田 優/柴田あいばん/柳 晃平/室 元気/兼政郁人
〈INDEX〉
Disc 1.
1. act. 12
2. act. 13
3. act. 14
4. act. 15
5. act. 16
Disc 2.
1. act. 17
2. act. 18
3. act. 19
-初回限定盤CD 特典トラック-
4. Day time 9
5. Day time 10
6. Day time 12 ※座裏屋蘭丸先生原案・CDオリジナルエピソード
特典トラック「Day time 12」あらすじ:
ある日の昼下がり、
オーナー、ロイド、アシファクがシャングリラの廊下を歩いていると、
一室からフィーとアポロの「とある声」が聞こえてきて……♥
描き下ろし漫画「Day time 13」(ドラマCD「シャングリラの鳥Ⅲ」
初回限定セット特典・特製小冊子に掲載)とリンクする内容です。
本編CD 試聴1
本編CD 試聴2
特典トラック「Day time 12」試聴
※初回生産分が無くなり次第、販売終了
価 格 :¥6,600(税抜価格¥6,000)
品 番 :ANI-1592
取扱法人:全国アニメイト(アニメイト通販含む)
封入特典:
①音声特典 :特典トラック (本編CDのdisc2に収録)
②特製小冊子(描き下ろし漫画掲載予定)
> 小冊子の詳細はこちら♪
③差替えジャケットカード
※特典トラック・小冊子は全仕様共通の内容です。
メーカー初回特典:
キャストトークCD(出演:松田健一郎&中島ヨシキ)
※特典を確実に手に入れるには【2023年11月5日(日)】までにご予約下さい。
※特典は無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。
※ マリン通販では初回特典として同一のトークCDをお付けします。
アニメイト初回特典:
座裏屋蘭丸先生インタビューリーフレット
※通常盤、アニメイト限定盤どちらも対象です。
※特典を確実に手に入れるには【2023年11月5日(日)】までにご予約下さい。
※特典は無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。
★ドラマCD発売記念キャンペーン 開催決定!
全国アニメイト(通販含む)にて対象期間内にドラマCD「シャングリラの鳥Ⅲ」を購入すると
特製ブックレット(座裏屋蘭丸先生インタビュー掲載)がGETできます!
※通常盤、アニメイト限定盤どちらも対象です。
※特典は無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。
また、アニメイト新宿、アニメイト通販では
キャスト&原作者 寄せ書きサイン色紙が当たる抽選会を実施!
開催期間:
2023年12月14日(木)〜2023年12月20日(水)
※通販は2023年12月6日(水)までのご注文分が対象となります。
> 詳細はこちらから♪
※初回生産分が無くなり次第、販売終了
価 格 :¥6,600(税抜価格 ¥6,000)
取扱法人:コミコミスタジオ、ステラワース、マリン・エンタテインメント通販
封入特典:
①音声特典 :特典トラック (本編CDのdisc2に収録)
②特典小冊子(描き下ろし漫画掲載予定)
> 小冊子の詳細はこちら♪
※特典トラック・小冊子は全仕様共通の内容です。
マリン通販 初回特典 :
キャストトークCD(出演:松田健一郎&中島ヨシキ 予定)
※収録内容は全仕様共通です。
申込み締切:
【第一次締切】2023年11月5日(日)
【第二次締切】2024年1月31日(水)
※こちらのCDのディスク2には特典トラックは収録されません
価 格:定価 ¥5,500(税抜価格¥5,000)
品 番:MESC-0339
――――収録を終えての感想をお願いします。
松田 今回はアポロとフィーの心情や関係性が大きく前進するお話だったので感慨深かったです。
ようやくこの2人がここまで来たのかっていう……!
中島 そうですよね。セリフとして文字になっている以上に、感情の機微や情報量が多くて、密度の高い、濃い内容だったように感じています。心地よい疲労感があります!
松田 今回、音声化になるコミックスⅢがここにあるんですけど、ものすごく分厚くてね……!
中島 すごいボリュームですよね!?
松田 ドラマCDでもコミックスの内容が、本当にじっくりと丁寧にシナリオ化されています。
中島 コミックスには表情や雰囲気で描かれているシーンも多いのですが、音としての表現でかなり丁寧にシナリオ化されてますよね。そこをいかに表現するかが、我々の腕の見せ所だなぁと改めて感じました。
松田 そうなんだよね! あとはやっぱり、ラストシーンがね……。
中島 そうなんですよ! 気になりすぎるでしょ!? っていう(笑)。毎巻引きが上手くて、すぐ次の巻が欲しくなってしまうんですよ! この作品、メインは勿論フィーとアポロの関係性ではあるんですけど、彼らを取り巻く、シャングリラの大人達の政治的な話もあるので、そっちもすごく気になりますよね。
松田 うん、そうだよね。この作品、色んなヒューマンドラマがあるのでね。出演者ではありつつも、我々も読者の皆様と同じように続きが気になって仕方がない状況です(笑)!
――――特典シナリオについてはいかがでしょうか。
松田 本編がシリアスな分、ボーナストラックの「Day time」シリーズはいつもいい息抜きになりますね。演じていても楽しいですし、ホッとします。
中島 緩急があっていいですよね。本編とのバランスが絶妙で(笑)。
松田 個人的には「Day time 10」で2人がポーカーをやっているエピソードが好きですね。
中島 あれ、いいですよね! フィーとアポロの、気の置けない空気感が何とも言えずいい感じだなと。
松田 ああいう凪のような空気感、大好きですね。
中島 僕的にはやっぱり今回のCDオリジナルのボーナストラックの内容が印象的です。シャングリラという特殊な空間だからこそ自然に成立するシチュエーションではありつつ、でもアポロとフィーの関係値を踏まえると「これは一体、どこまで???」っていうソワソワ感を楽しめます(笑)。
松田 そうそう(笑)。お約束的な展開ではありますが、ドキドキとソワソワを楽しんでいただけたら嬉しいです。本編だとシリアスな話をしているおじ様3人たちの意外な一面が見られるところも面白いですね。是非聴いていただきたいです。
――――今回、フィーとアポロの関係性が大きく動く展開がありましたが、演じるにあたって意識したところはありますか。
中島 フィーはプロの男娼ということもあり、性的な行為に関してはこなれた感じを意識するようにはしています。ただ「こなれ感」はありつつも「わざとらしさ」や「大げさ」にならないようなバランスが難しくて。
松田 フィーは境遇も複雑だから、難しいよね。
中島 そうなんですよ(笑)。飄々としてカラッとしているようにも思えるんですが、スラム出身でかなり過酷な人生を歩んできていることもあって感情や思考にどこか「欠落」があるキャラクターなんです。パッと見普通なんだけど、誰もが当たり前に持っているはずの感情が分からないことがあって……。
これまでアポロに何となく甘えて絡んではいたけど、少しずつ「寂しい」とか「切ない」っていう感情を理解して、それが嫉妬だと気づくという過程がとても繊細に描かれていたのが印象的でした。
松田 アポロに関しても、結構似たようなところありますよね。無自覚な好意というか……。
中島 そうそう。本人たちが自覚してないだけで、実質、両片想いみたいなところがあるかな、と。そういう部分は王道的な無自覚のすれ違いや純粋さが味わい深いな、と思います。
松田 アポロは、真面目だし、繊細だし、なんていうんですかね。多分、フィーに対する気持ちも、気づかないようにしていながら、ちょっと漏れ出ちゃうところもあったりして。オーナーへの義理立ても……。
中島 すごく葛藤してますよね、常に。
松田 今回はフィーの専属を外れて、他の男娼と接することになって、やっぱり『俺はストレートだから無理なんだ』と言いつつも、他の男娼たちを傷付けないように取り組んで、言葉を選びながら、でも『やっぱりダメだ』って言っている姿が、とても可愛らしい部分でもあるなと思いながら演じていました。そして、フィーに対しては全然違う気持ちなんだということに、だんだん気づいていく。先ほども話にありましたが、フィーもフィーで無自覚にお互いの気持ちを煽っていくところがあって。無自覚だからこそ、気持ちが漏れ出てしまっているところでも、ガツッと動くわけではなく、及び腰でもないんですけどそういう繊細さを意識しながら、非常に難しいところでもありますが、アポロの変化を演じることは楽しいです。
中島 ルックスのわりに、情けないところでもありますよね。
松田 うんうん、そうなんだよね。離婚調停に関しては凄く頑とした姿勢なのに、シャングリラに帰ってくると、途端に『どうしたらいいんだろう』という葛藤モードに入ってしまう。ある意味、『シャングリラの雛』なんかじゃないかな。タイトルは『鳥』ですけど。
一同笑
松田 フィーに対して、刷り込みがあるのかなとか思う部分もあって。
中島 それは……、あるかもしれないですね!
松田 フィーが縋っているように見えて、実はアポロが縋っているのかなっていうところもあって。
中島 そうなんですよ。面白いですよね。
――――発売に向けてのメッセージをお願いします。
松田 発売は12月ということなので、寒い時期に南国のお話を聴くことになると思うのですが(笑)。
中島 ドラマCDⅡも冬の発売でしたね。(2021年12月売)
松田 そうだよね。『シャングリラの鳥』のドラマCDは冬発売なイメージがあります。今回も、寒さが体にこたえる時期ではありますが、南国の空気感で心を暖めていただけたら嬉しいと思います。
中島 今回はフィーとアポロの関係性が大きく動く展開なので、原作ファンの皆様も待ちに待っていたところかと思います。やっとここまで来たな、という展開を音声としてもぜひ聴いていただけると嬉しいです。
松田 でもねぇ、おいしいところで次巻に続いちゃうんだよ。
中島 そうなんですよ。おいしいところで……!
松田 「早く次が知りたい!」っていう気持ちに駆り立てられると思うのですが、まずは今作を楽しんでいただいて、聴き終わったら、また㈵から聴き直していただけるとより楽しめると思いますので、何度も聴いていただけると嬉しいですね。部屋をちょっとムーディーにして……。
中島 (笑って)いいですね。
松田 前も言ったよね、これ(笑)。あとは、トロピカルな飲み物も用意していただいて。
中島 いい感じのアロマを焚いていただいて。
一同笑
松田 そうやって静かに楽しんでいただけたら幸いでございます。よろしくお願いいたします。
中島 ドラマCDの発売は冬ですが、収録しているのは、原作書籍3巻が発売した直後なので、読者の皆さまと同じようなタイミングで、新鮮な気持ちで収録させていただきました。このドラマCD、原作のひとコマも逃すことがなく、さらには漫画的表現で伝わりきらないところもオリジナルシーンを入れながら、音声化しています。ぜひ原作と併せて楽しんでいただきたい作品だなと改めて思いますので、引き続き「シャングリラの鳥」をよろしくお願いします。
――――有難うございました!
ドラマCD「シャングリラの鳥」
原作:座裏屋蘭丸(Canna Comics/プランタン出版刊)
形式:ドラマCD 2枚組
発売日:2020年10月28日
ルールは『イかせないこと』『挿入しないこと』
……そして『絶対に恋に堕ちないこと』。
性を謳歌する男娼たちの楽園シャングリラを舞台にしたパラダイス・ロマンが待望のドラマCD化!!
試情夫(当て馬)として雇われたノンケのアポロと、彼の教育係となった男娼・フィーの恋の行方は───。
<作品紹介>
性を謳歌する男娼達の楽園シャングリラに、試情夫(当て馬)として雇われたノンケのアポロ。しばらくは専属として男娼のフィーに仕込まれることになるが、男の体を愛撫するのは初めて。どうにもぎこちなくて奔放なフィーに翻弄されてばかりのアポロだったが、ある時、フィーの思わぬ激情を目の当たりにして……。
〈CAST〉
アポロ:松田健一郎
フィー:中島ヨシキ
オーナー:一条和矢
カルナ:石谷春貴
ダグラス:坪井智浩
マルコ:井上 剛
レイモン:北山恭祐
ダニー:陣谷 遥
パトリック:高橋英則
ミラー:岡野友佑
ウィル:田所陽向
シェス:善財達也
アポロの妻:松井暁波
船員:岩中睦樹
男性客:笠間 淳/虎島貴明/高橋伸也
〈INDEX〉
Disc 1.
1. act. 1
2. act. 2
3. act. 3
Disc 2.
1. act. 4
2. act. 5
-初回限定盤CD 特典トラック-
3. Day time 1
4. Day time 2
5. Day time 3 ※座裏屋蘭丸先生原案・CDオリジナルエピソード
本編CD 試聴1
本編CD 試聴2
本編CD 試聴3
※初回生産分が無くなり次第、販売終了
価格: 本体価格¥5,000 + 税 【税込¥5,500】
品番: ANI-1555
取扱法人:アニメイト店舗、アニメイトオンラインショップ
セット内容 :
①初回限定盤CD(通常盤CDのdisc2に特典トラックを収録)
②特典小冊子(原作者インタビュー&描き下ろし漫画掲載予定)
> 小冊子の詳細はこちら♪
③差し替えジャケットカード
※初回限定盤CDは、特典トラック以外は通常盤CDと同一の内容です。
※特典トラック&特製小冊子の内容は、全仕様共通です。
早期予約特典 :
キャストトークCD(出演:松田健一郎&中島ヨシキ)
※早期予約特典の締切日は【2020/9/6まで】です。
※収録内容は全仕様共通です。
※初回生産分が無くなり次第、販売終了
価格: 本体価格¥5,000 + 税 【税込¥5,500】
取扱法人:コミコミスタジオ、マリン・エンタテインメント通販
セット内容 :
①初回限定盤CD(通常盤CDのdisc2に特典トラックを収録)
②特典小冊子(原作者インタビュー&描き下ろし漫画掲載予定)
> 小冊子の詳細はこちら♪
※初回限定盤CDは、特典トラック以外は通常盤CDと同一の内容です。
※特典トラック&特製小冊子の内容は、全仕様共通です。
マリン通販 初回限定特典 :
キャストトークCD(出演:松田健一郎&中島ヨシキ)
※収録内容は全仕様共通です。
申込み締切日)
【第一次締切】 2020 年9月15日
【第二次締切】 2020年11月30日
※こちらのCDのディスク2には特典トラックは収録されません
価格: 定価 本体¥4,000 + 税 【税込¥4,400】
品 番: MESC-0298
2020年10月28日に同日発売予定のコミックス「シャングリラの鳥Ⅱ」&ドラマCDの発売を記念してアニメイト&アニメイトオンラインでの連動購入特典&キャンペーンの開催が決定しました。
キャンペーンの詳細はこちらからご確認ください。
※キャンペーンは終了しました。有難うございました!
<連動購入特典小冊子 内容紹介>
■描き下ろし漫画)「Day time 5」
アポロのスーツ姿にまつわるエピソード。
普段とは違うフォーマルな着こなしに、フィーの興味はそそられて……。
※B6版サイズ/全12ページ(表紙込み)
特定法人限定特典付き初回限定セットについてくる特製小冊子をご紹介します♪
<仕様>
・B6版サイズ
・全16ページ(表紙込み)
<掲載内容>
・座裏屋蘭丸先生インタビュー
・描き下ろし漫画「Day time 7」(6ページ)
フィーとアポロが休日に街へ遊びに行くエピソード。
男女問わずナンパされるフィーを見ていたアポロは……。
――――収録を終えての感想をお願いします。
中島 フィーとアポロ、二人の感情の行き来に集中してお芝居ができたように思います。現時点では、二人ともまだ腹の内に抱えているものが出切ってない状態なので、探り合いというか……ともすればお互いに最初の段階では興味0の状態から少しずつ歩み寄っている感じなので、お話のプロローグという印象が強いです。アポロはシャングリラにお金を稼ぎに来ているので、フィーへの興味の具合も全然薄いし……逆にフィーも「ストレートの男は別にな~」くらいの印象から、アポロに対してちょっと興味が沸いて「こいつ、なんか他のヤツと違うかも?」っていう気持ちが芽生えた部分が丁寧に描かれているのが印象的でした。
文化として娼館が認められている、真っ白な風俗っていうのが個性的ですよね。「誰も嫌な気持ちにならない娼館」というのがシャングリラのキモでもあると思うので暗くならないように演じようと思うのですが、フィーとして背負っているものもあるので……。明るい部分は他の男娼達がやってくれている気もするので、明暗のバランスを探りながら頑張りました。続きがとても気になります。続刊もやりたいです。よろしくお願いします(笑)!
松田 アポロは、彼自身の感情をどこか殺しているような状態にあります。そうなってしまった原因が原因なだけに、本当に現時点ではお金を貯めて慰謝料や賠償金を支払わなきゃいけないっていう、その目的のためだけに生きている感じがして……。目的のためには手段は選ばない、ストレートでありながらも男相手の娼館で働く……追い込まれてとった行動だと思うのですが、普段自分が知らない世界を知ることによって、今後何かしらの意識の変化があるんだろうな……と思うと楽しみです。一巻の段階では、フィーは教育係としてアポロに関わってきています。ストレートゆえに、男同士の行為に対してどうしたらいいか分からないアポロですが、段々とフィーに対して心が近づいていくのが見て取れました。そういった変化が今後どう描かれていくのか、非常に気になるところです。
――――演じられたキャラクターの印象と、印象的なセリフを教えて下さい。
中島 印象的だったのは「人を殺したかもしれない」っていうセリフですね。一巻の段階ではそれが本当なのか冗談なのか分からないので、お芝居でどう表現したらよいかバランスが難しかったです。突拍子のないセリフではあるので嘘っぽく聞こえてもいいのかなという気もしたのですが、その後、フィーが暴動を起こしてしまうシーンがあるので、彼の中にある嗜虐性や暴力性みたいなものがうっすらと感じられるとよいのかな……と思いながら演じました。全体的にフィーは、艶めかしさと荒々しさを意識しています。そこがミステリアスな印象に繋がるといいな……!
松田 アポロは、ストレートだけど男娼達に差別的な意識を持っているわけではないんです。フィーに対する接し方を見ると、今まで女性に接してきていたのと同じように、優しく傷つけないように扱うっていう……人としてちゃんと見ているなっていうのが印象的でした。男性同士ではしたことがないので、戸惑いや分からなさは当然あるのですが、だからといって拒絶はしない……そういう人柄が、アポロのよさだなと思いました。
その中でも印象的なセリフは、暴れてむしゃくしゃしているフィーを引き留めるために言った「ダメだ、今夜はもう行くな」。フィーに対して「傷けてはいけない、傷つけられたくない、傷ついてほしくない」っていう優しさが垣間見えたところだったように感じます。
――――演じるにあたって意識したところはありますか。
中島 そうですね……今回、メインのお相手が松田さんだっていうことは事前に伺っていたんですけど、共演されるキャストの一覧を拝見したときに、渋いなぁ~と思って……!
松田 確かにね(笑)
中島 ですよね(笑)。普段BLCDの現場でご一緒する機会がなかなかない、洋画作品のようなキャスティングだったので、お芝居に関してもリアル寄りの、吹き替えのような方向性を目指したいなと掻き立てられました。
あと……男娼と言えども、ただ性を売り物にして消費されているだけじゃないぞ、という意識は強く持つようにしましたね。それと、「受け」(男女で例えると女性的なポジション)ではあるのですが可愛くなり過ぎないっていうことも大事にしています。フィーって、受けらしくない受けなんですよね。とくにアポロに対しては組み敷いて脱がす方だったので、やっている行為は攻めっぽい……行為の最中に、イニシアチブを握ろうとするキャラクターなんです。攻めっぽい受けっていうのは、色々と考える余地があって面白いな、と思いました。
――――「攻めっぽい受け」、演じるとなると確かに難しいですよね。
中島 そうなんですよ。イニシアチブは握るけど、プレイになったら受け身なんです。喘ぎ声って切羽詰まって聞こえがちになりますが、監督から事前に「挑発的に、余裕を持った感じで……」と言われて、「な、なんて難しいことを言うんだ!」と思いました(笑)。演じながら塩梅を探すところでしたね。
――――アポロはいかがでしたか?
松田 アポロは……感情の起伏が少なくて……とにかく寡黙でね……(笑)
中島 凪のようでしたね(笑)
松田 そうなんですよ(笑)。すごく静かでね。シャングリラという環境の中で登場人物たちが生き生き&ワイワイとしている中で、アポロは凪でした(笑)
中島 パトリックとか元気でしたもんね(笑)
松田 男娼たちに囲まれてプールに落ちちゃうところね、あそこは面白かった(笑)。アポロについて、凪とは言いましたけど無感情ではないんですよね。今は感情を表に出せる精神状態じゃないというだけで……。
単純に冷たい男にならないように……人間的な感情や温かみも持った上で抑えた芝居を意識しました。
ストレートだからってフィーを拒絶しない、受け入れようとしているけども戸惑っているという、踏み込み過ぎないさじ加減も難しくて……。
中島 そうですね。お互いにちょっと盛ると「今の、ちょっとやり過ぎって」言われて(笑)
松田 出し過ぎずに……っていう(笑)
中島 やった後に、「あ、今のやりすぎたな」って、ダメだろうなぁってのが感覚的に分かるというか(笑)
松田 無感情過ぎないように……でも出し過ぎないように……なるべく水面を乱さないように……表面張力的な?
中島 ピタッとこう、零さないように。
松田 そうそう(笑)。凪いだ水面を波立たせないように、うまく世界を築いていく……そういうお芝居ですかね。
――――発売に向けてのメッセージをお願いします。
中島 「シャングリラの鳥」の世界に、音という観点から奥行きや膨らみを加えられると嬉しく思います。是非、コミックスと合わせてお楽しみください! 原作は現在連載中ですので、皆さんもフィーとアポロがどうなるのか見守っているところだと思うのですが……一巻は起承転結の「起」の意味合いが強く、フィーとアポロが惹かれあっていく過程や、二人の過去についてなど気になりすぎるところで終わっているので……我々役者陣としては、是非続きも音声化していただきたく……! 二巻、三巻……と完結までシリーズが続くよう、よかったら皆様、声をあげていただけると嬉しいです。また続刊でお耳にかかれますように!
松田 「シャングリラの鳥」はとても美しい作品です。皆様、まずは原作コミックスをご堪能いただき、そして次にドラマCDで、我々のお芝居やSE、BGMをお楽しみください。南国情緒あふれる楽園を感じられる、気持ち良い作品になると思います。そして是非、お友達などに「いいよ」ってお勧めしていただいて、沢山の方に楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!
ドラマCD「シャングリラの鳥Ⅱ」
原作:座裏屋蘭丸(Canna Comics/プランタン出版刊)
形式:ドラマCD 2枚組
発売日:2021年12月10日
心(ここ)には、一人入れる空きがある……ってこと?
性を謳歌する男娼たちの楽園シャングリラを舞台にしたパラダイス・ロマン、待望のドラマCD第2巻!
ノンケ試情夫(当て馬)・アポロとその教育係の男娼・フィー、共に過ごす時間が増えるにつれて二人の関係は少しずつ変わりつつあった。
試情夫のルールである「イかせないこと、挿入しないこと、絶対に恋に堕ちないこと」、この3つのうち、犯してしまったのは──?
〈CAST〉
アポロ:松田健一郎
フィー:中島ヨシキ
オーナー:一条和矢
ロイド:平川大輔
カルナ:石谷春貴
ダグラス:坪井智浩
マルコ:井上 剛
レイモン:北山恭祐
ダニー:陣谷 遥
パトリック:高橋英則
ミラー:岡野友佑
シェス:善財達也
アシファク:上田燿司
クラブ店員:村田 遥
女性:三宅麻理恵
男娼:大西弘祐/村井雄治/村上 聡/大野智敬
〈INDEX&試聴〉
Disc 1.
1. act. 6
2. act. 7
3. act. 8
4. act. 9
Disc 2.
1. act. 10
2. act. 11
-初回限定盤CD 特典トラック-
3. Day time 4
4. Day time 5
5. Day time 7
6. Day time 8 ※座裏屋蘭丸先生原案・CDオリジナルエピソード
本編CD 試聴1
本編CD 試聴2
特典トラック「Day time 8」試聴
※初回生産分が無くなり次第、販売終了
価 格 :¥5,500(税抜価格 ¥5,000)
品 番 :ANI-1581
取扱法人:アニメイト店舗、アニメイトオンラインショップ
封入特典:
①音声特典 :特典トラック (通常盤CDのdisc2に収録)
②特典小冊子(描き下ろし漫画掲載予定)
> 小冊子の詳細はこちら♪
③差し替えジャケットカード
※特典トラック&特製小冊子の内容は、全仕様共通です。
メーカー特典:
キャストトークCD(出演:松田健一郎&中島ヨシキ)
※ 特典を確実に手に入れるには【2021年11月3日(水)まで】にご予約ください。
※ マリン通販では初回特典として同一のトークCDをお付けします。
アニメイト特典:
座裏屋蘭丸先生インタビューリーフレット
※ 特典を確実に手に入れるには【2021年11月3日(水)まで】にご予約ください。
> リーフレットの詳細はこちら♪
★ドラマCD発売記念フェア 開催決定!
> フェアの詳細はこちらから♪
※フェアは終了しました。有難うございました!
※初回生産分が無くなり次第、販売終了
価 格 :¥5,500(税抜価格 ¥5,000)
取扱法人:コミコミスタジオ、マリン・エンタテインメント通販
封入特典:
①音声特典 :特典トラック (通常盤CDのdisc2に収録)
②特典小冊子(描き下ろし漫画掲載予定)
> 小冊子の詳細はこちら♪
※特典トラック&特製小冊子の内容は、全仕様共通です。
マリン通販 初回限定特典 :
キャストトークCD(出演:松田健一郎&中島ヨシキ)
※収録内容は全仕様共通です。
申込み締切:
【第一次締切】2021年11月3日
【第二次締切】2021年12月31日
※こちらのCDのディスク2には特典トラックは収録されません
価 格:定価 ¥4,400(税抜価格 ¥4,000)
品 番:MESC-0332
――――収録を終えての感想をお願いします。
松田 前巻から約1年ぶりの収録でした。お疲れ様でした! 第一巻のときと比べるとアポロの中に微妙な変化が生まれていたこともあり、最初は塩梅をつかむのに苦労しました(笑)。前巻では、シャングリラという環境にやってきて早々だったので、試情夫という仕事やフィーとの関わり方もある意味で義務感によるものが大きい印象だったのですが、今回はそこから少し変化が生まれています。フィーに対するアポロの心理が動いているところが興味深かったです。
中島 収録、お疲れ様でした! いや~……フィーは難しい人でした! というのも、人の価値観や倫理観って当然育ってきた環境をベースにしているわけなので、過酷すぎる環境で生きてきたフィーの人格の根っこの部分をどう理解したらいいかというところで非常に苦労しました。本土で人権すらも無視されたような生活を送ってきていたフィーがシャングリラへやってきて……そこで存在を認められ、豊かな生活を送れるようになり……昔に比べれば暮らしは断然快適になったけれど、本当の意味で自分から頼れる・縋れる存在がいない状況は変わらなくて……というところにままならなさを感じます。現時点でフィーはアポロに少しずつ心を許し始めているのですが、とはいえ全てを許しているかと言ったらそうではなくて。アポロと同様にフィーも「大事なものがぽっかり抜けてしまっている人なんだな」ということを、今回深く思い知りました。最後までお話が進んだときにこの穴が埋まるのかどうか、演じている身では「報われてほしい!」と思っています。フィーにとってのアポロがなんなのか、恋心をどのように自覚していくのか、今後の展開が楽しみです!
――――特典シナリオについてはいかがでしょうか。
中島 とくに印象的だったのは、「Day time5」ですね。やっぱりスーツって、皆好きなんだなぁ~と思いました(笑)。確かに、筋骨隆々とした男性がビシッと着こなしているのを見ると、僕でも「格好いいなぁ素敵だなぁ」と思うので……改めて、そういった憧れを実感するエピソードでしたね。スーツの脱がせ方・片し方が上手いフィーというのも非常に興味深かったです。色々なお客さんのスーツを脱がしてきた男娼としての経験値やプロフェッショナルな一面を垣間見ました。本編とはまた違った顔を見ることができて、よかったです。
松田 僕も同じエピソードが印象的でしたね。スーツを脱がしているときにフィーが「今、アポロはこんなこと考えてるんだろうなぁ」と予想するシーンがあるんですが、それが見事に的中していてほっこりしました(笑)。こういう一幕を見ると、この二人、いい雰囲気なんだよなぁ~と思います。現時点ではまだ恋愛とはちょっと違うと思うんですが、アポロもフィーに対して何かしら意識しているのが分かって微笑ましかったです。
あと「Day time4」で二人でビーチで寝転がりながら食事しているシーンは、素直にうらやましかったです! 僕たちも美味しいものを食べながらゴロゴロ寝転がって収録できたらいいな~と思いましたが、それだと腹から声が出ないしノイズも入るので無理だなと思いました(笑)。本編がシリアスなシーンが多い分、特典はいい意味で息抜きができるエピソードになっていると思います。それぞれの色合いの違いを、楽しんでいただけると嬉しいです。
――――演じるにあたって意識したところはありますか。第二巻ということで、前作とのお芝居の上での変化などあれば、教えてください。
松田 前作ではアポロは完全に心が凍りついていた状況だったのですが、今巻ではフィーやオーナーをはじめとしたシャングリラの面々と過ごしていくうちに少しずつ人間性を取り戻しつつある意識で臨みました。第一巻の時よりも感情を表現できるようになったというのは、アポロとしては結構大きな変化なんじゃないかなと個人的に感じています。完全に受動的だったのが少しずつ能動的になってきている点、個人的には印象的でした。とはいえ匙加減がとても難しくて、やりすぎないように気をつけました(笑)。逆にフィーの方は、過去が影響してきて頑なになってきているシーンも多い印象があって……お互いの心理が第一巻のときと逆転している感じもあり、次の巻がどうなるか一層興味深いところです。
中島 僕の場合、第二巻でフィーの過去が明らかになったことはかなり大きいです。第一巻の段階では、「エンターテイメントとしてのセックスを客に与える人」だったり、「男性を翻弄する、あざとさのあるキャラクター」というディレクションを軸にお芝居していたのですが、「(人権という意味合いも含めて)人としてあるはずのものがない」という「欠落」が、フィーの人格を構成するうえでかなり大きな部分を占めていることと向き合う必要があって、これまでの意識を大きく変える必要がありました。アポロに対して潜在的にイニシアチブを取りたがったり、弱い部分を見せたがらないのも「なるほど」と腑に落ちたのですが、同時に弱さを見せられるのがアポロしかいない現実もあり……フィーの奥にある「アンバランスさ」「歪さ」「揺らぎ」を表現するのが、非常に難しかったです。漫画の中ではそれが表情で描かれていることも多いので、それをどうやって表現していくか……声のお芝居に求められるハードルの高さを感じました!
松田 そうだよね。漫画だと本当に、視線とか間がすごく緻密で……キャラクターではあるんだけど現実の人間のしぐさそのもので、本当にリアル。視線と視線がぶつかり合うところとか……。
中島 そうなんですよ! そういうところに分かり易く息を入れちゃうと、安っぽくなってしまうこともあるじゃないですか(笑)。セリフとしてどこまでを言葉にするのか、それともしないのか……とか!
松田 分かる(笑)。あるよね~!
中島 でも何も言わないと音だから伝わらないし……加減とニュアンスが本当に難しくて……でもそれがオーディオドラマの醍醐味だな!とも感じるので、非常にやりがいがあって面白いです。次の巻を本当に楽しみにしています!
――――発売に向けてのメッセージをお願いします。
中島 第一巻はあくまでもプロローグ的なお話だったのですが、今回の第二巻では前回分からなかった部分が分かったり、逆にもっと謎が深みを増したりしていて(笑)、なおのこと続きが気になる内容となっております! 連作としてますます続きが気になるところですので、揺れ動くフィーとアポロの関係性をシリーズあわせて楽しんでいただけると嬉しいです。よろしくお願いします!
松田 本作の魅力は、洋画ドラマのように複数の物語が同時に進行していくところもあるように感じています。アポロとフィーの物語に加えて、オーナーがシャングリラを守るためにどう動いていくのかという政治的なドラマからも目が離せません。お家で過ごす時間のお供に、前巻とあわせて今巻もお願いします。お酒やトロピカルなジュースを片手に楽しんでいただけたら嬉しいです!
――――有難うございました!
アロマスプレー ~Fragrance of Shangri-La~
品番:SHAN-0001
価格:本体価格 ¥2,000+税【税込 ¥2,200】
※販売終了
・本作の舞台である娼館「シャングリラ」をイメージしたアロマスプレーです。
・マスクにシュッとスプレーしたり、クッションやカーテンなどお好みの場所に吹きかけることで「シャングリラの鳥」の世界観を香りでお楽しみいただけます。
・気分をリフレッシュしたいときに、是非ご活用ください。
※ 直接肌に吹きかけないようご注意ください。
スパバッグ
品番:SHAN-0002
価格:本体価格 ¥2,000+税【税込 ¥2,200】
※販売終了
・娼館「シャングリラ」の紋章入りスパバッグです。
・紋章は、座裏屋蘭丸先生考案の描きおろし。
普段使いにも最適なデザインです。
・クリアとメッシュ素材を2つ重ねられるので、濡れたものの持ち運びにも便利です。
・ジムやスパをはじめ、小物入れ、メイクポーチとしても幅広くお使いいただけます。
モーテルキーホルダーセット(フィー&アポロ/2個1セット)
品番:SHAN-0003
価格:本体価格 ¥1,600+税【税込 ¥1,760】
※販売終了
・フィー&アポロをセットにしたモーテルキーホルダーです。
缶バッジセット(3個1セット)
品番:SHAN-0004
価格:本体価格 ¥1,200+税【税込 ¥1,320】
※販売終了
・美麗イラストを使用した缶バッジセットです。
※座裏屋蘭丸先生 Twitter
※Canna Comics編集部 Twitter
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