キャストコメント -CAST COMMENT-
――ドラマパートの収録のご感想をお聞かせ下さい。
今回アンドロイド役と聞いて、「何でもこなす完璧なロボット」というイメージを持っていたら、全く違っていて驚きました。
僕が演じたリツは、アンドロイドでありながら人間味を持たせるために、どこかドジっ子仕様になっているという珍しいタイプです。
彼自身は完璧ではない自分を嫌っていますが、マスターとなるヒロインに出会ってからは気持ちが大きく変化していって……
ふたりの相性がすごく良さそうで、演じていて微笑ましかったです(笑)。
――シナリオでの聞きどころ、オススメポイントを教えて下さい。
アンドロイドのリツが人間らしくなっていく過程ですね。
感情が揺れ動く瞬間がいくつかあったので、そこに向けて気持ちの流れを自然に持っていくように意識して演じました。
リツの変化に注目して聞いていただきたいです。
――キャラクターソングを歌われての感想をお聞かせください。
この曲は「アンドロイドであるリツが、マスターと出会って人間らしく変わっていく」というドラマパートとリンクしているんです。
なので、楽曲も機械的な歌い方をしているアンドロイドバージョンと、人間らしく歌うレンカロイドバージョンの2種類があり、そこがこの曲の面白いところかなと思います。
――キャラクターソングには、『digital ver.』と『UN-digital ver.』がありますが、それぞれの聴きどころを教えて下さい。
『digital ver.』では、ロボットのような雰囲気を出すために平坦に歌うことを意識しました。
極端に感情を抑えて歌うことはなかなかないので、おもしろくもあり難しくもありました。
仕上がりはよりロボットチックになるとのことなので、個人的にも仕上がりがとても楽しみです。
『UN-digital ver.』では『digital ver.』とは打って変わって、リツの中で渦巻いていたマスターへの熱い想いが、表に出たような雰囲気を感じていただけるよう意識して歌わせていただきました。
歌詞は両バージョンとも同じなのですが、歌い方や気持ちの込め方で、伝わり方がこんなにも違うんだな……ということを感じて聴いていただけると、よりこの作品を楽しんでいただけるのかなと思います。
よろしくお願いします。
――もし恋歌ロイドをレンタルするとしたら、どんなタイプがいいですか。
せっかくの「恋歌ロイド」ですし、あまりに完璧すぎるのもどこか寂しいような気もするので、リツのように人間に近いタイプの方がいいのかなと思います。
使用人としてのスキルだけを求めているわけではなく、心を癒すのも「恋歌ロイド」の仕事なので、そういうところもちゃんと与えてくれるタイプがいいですね。
―――ドラマCDを楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。
この作品は、ドラマとキャラクターの想いが詰まった歌がリンクして、より深い世界観になっているところが魅力であり、挑戦だと思います。
ドラマはもちろん、歌の方も楽しみにしていてください!